この日の佐賀は、まず道中変化の差がはっきり出ました。押し上げは28頭で馬券圏内率60.7%だった一方、位置取り悪化は25頭で4.0%にとどまり、同じ良馬場でも進み方の違いが結果に直結した開催でした。
道中変化|押し上げ60.7%、位置取り悪化4.0%
最も目立ったのは押し上げの強さです。28頭の馬券圏内率が60.7%で、当日の中では中心になりました。勝利数も5回あり、馬券圏内数は17頭とまとまっています。
対照的に、位置取り悪化は25頭で馬券圏内率4.0%、勝利数は0でした。過去基準でも位置取り悪化は0.6%と低く、この日はその低さがさらに目につく内容です。
| 分類 | 出走数 | 勝利数 | 馬券圏内数 | 馬券圏内率 | 全馬平均人気補正 |
|---|---|---|---|---|---|
| 押し上げ | 28 | 5 | 17 | 60.7% | 0.857 |
| 前方維持 | 10 | 2 | 5 | 50.0% | 0.600 |
| 位置維持 | 42 | 2 | 6 | 14.3% | 0.405 |
| 位置取り悪化 | 25 | 0 | 1 | 4.0% | -1.640 |
| 逃げ維持 | 4 | 1 | 1 | 25.0% | -1.750 |
逃げ維持は当日25.0%で、過去基準の91.7%とは大きな開きがありました。母数は4頭と少ないため強い断定は避けますが、押し上げの安定感に比べると、逃げの固定維持はこの日あまり噛み合っていません。
4角位置|逃げ位置76.9%、後方は40頭で0.0%
4角位置では、逃げ位置の強さと後方の弱さが対照的でした。逃げ位置は13頭で馬券圏内率76.9%、勝利数も7回と高く、当日の中心的な分類です。
一方、後方は40頭で馬券圏内ゼロでした。過去基準でも後方は1.1%と低い水準ですが、この日は結果としてまったく馬券圏内に届いていません。
| 分類 | 出走数 | 勝利数 | 馬券圏内数 | 馬券圏内率 | 全馬平均人気補正 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ位置 | 13 | 7 | 10 | 76.9% | 0.923 |
| 前方 | 17 | 3 | 11 | 64.7% | 0.706 |
| 中団 | 39 | 0 | 9 | 23.1% | -0.282 |
| 後方 | 40 | 0 | 0 | 0.0% | -0.350 |
前方も17頭で64.7%と高く、4角で前にいた馬が全体として強い日でした。ただし、中団は23.1%、後方は0.0%なので、前方全体を一括で強調するより、逃げ位置と前方を分けて見るほうが実態に合います。
人気補正|+4以上の好走が6頭、押し上げ型が多い
人気補正上位の馬券圏内馬を見ると、人気以上に走った馬が複数出ました。+4以上は6頭で、その中には押し上げ型が目立ちます。
- エルステッド:人気7番→1着、人気補正+6、4角逃げ位置、位置維持
- カナデルエア:人気8番→2着、人気補正+6、4角逃げ位置、押し上げ
- メニー:人気8番→2着、人気補正+6、4角中団、押し上げ
- ホスマニエン:人気5番→1着、人気補正+4、4角逃げ位置、押し上げ
- フォードテソーロ:人気5番→1着、人気補正+4、4角逃げ位置、位置維持
- クリノオリオン:人気6番→2着、人気補正+4、4角中団、押し上げ
上位の顔ぶれを見ると、人気薄の好走は押し上げと4角前寄りの馬に集まりました。特に逃げ位置や中団から押し上げた馬が、人気以上の着順を取っています。
馬番区分|内が33.3%、外は20.5%
馬番区分では、内が36頭で33.3%、中が34頭で29.4%、外が39頭で20.5%でした。大きく崩れた分類はありませんが、外だけは当日も過去基準の22.9%を少し下回っています。
| 分類 | 出走数 | 勝利数 | 馬券圏内数 | 馬券圏内率 | 全馬平均人気補正 |
|---|---|---|---|---|---|
| 内 | 36 | 6 | 12 | 33.3% | -0.278 |
| 中 | 34 | 2 | 10 | 29.4% | 0.206 |
| 外 | 39 | 2 | 8 | 20.5% | 0.051 |
馬番区分だけで強く結論づけるほどの差はありませんが、外の数値は内・中より一段低く、当日は大きく振れた軸ではありませんでした。
荒れ具合|三連単10万円以上は1R
荒れ具合は、全体としてはやや順当が5Rで最多でした。中波乱が2R、順当が2R、波乱が1Rで、極端に荒れた開催ではありません。
三連単10万円以上は2Rの335,830円が1Rありましたが、それ以外は落ち着いた払戻が中心でした。大きな波乱を何度も拾うタイプの日ではなく、開催全体の印象は比較的穏やかです。
当日の馬場傾向まとめ
- 道中変化は押し上げが60.7%で強く、位置取り悪化は4.0%と低かった。
- 4角位置は逃げ位置76.9%、前方64.7%が目立ち、後方は40頭で0.0%だった。
- 人気補正上位は押し上げ型が多く、人気以上の好走が複数出た。
- 馬番区分は大きな偏りまではなく、外だけがやや低めだった。
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