この日の笠松は、良馬場の12レースを通して「前で運べた馬」と「道中で崩れなかった馬」がはっきり強い一日でした。特に道中変化では逃げ維持が馬券圏内率100.0%、4角位置でも逃げ位置が94.4%と高く、逆に位置取り悪化は15頭で馬券圏内ゼロでした。
道中変化|逃げ維持は100.0%、位置取り悪化は0.0%
この日の最重要ポイントは道中変化です。逃げ維持は7頭すべてが馬券圏内に入り、勝利数も5でした。一方で位置取り悪化は15頭いて馬券圏内ゼロ。押し上げも14頭で馬券圏内率64.3%と高く、道中で位置を落とさないことが明確に重要だった開催でした。
| 分類 | 出走数 | 勝利数 | 馬券圏内数 | 馬券圏内率 | 全馬平均人気補正 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ維持 | 7 | 5 | 7 | 100.0% | 0.571 |
| 押し上げ | 14 | 0 | 9 | 64.3% | 0.571 |
| 前方維持 | 5 | 0 | 3 | 60.0% | -0.200 |
| 位置維持 | 63 | 5 | 11 | 17.5% | 0.095 |
| 位置取り悪化 | 15 | 0 | 0 | 0.0% | -1.133 |
過去基準と比べても、逃げ維持は当日100.0%、過去基準84.6%で上振れしました。位置取り悪化は過去基準でも1.5%と低い分類ですが、この日はさらに馬券圏内ゼロまで落ち込んでいます。
4角位置|逃げ位置94.4%、後方0.0%
4角位置でも差が大きく出ました。逃げ位置は18頭で馬券圏内率94.4%、勝利数も9。前方も12頭で50.0%と悪くありませんでしたが、後方は36頭で馬券圏内ゼロでした。中団は38頭で18.4%にとどまり、前めにいながらも4角時点で後ろすぎないことが重要だった日です。
| 分類 | 出走数 | 勝利数 | 馬券圏内数 | 馬券圏内率 | 全馬平均人気補正 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ位置 | 18 | 9 | 17 | 94.4% | 0.556 |
| 前方 | 12 | 1 | 6 | 50.0% | -0.083 |
| 中団 | 38 | 0 | 7 | 18.4% | 0.632 |
| 後方 | 36 | 0 | 0 | 0.0% | -0.917 |
過去基準では逃げ位置が87.7%、前方が66.1%でしたが、この日は逃げ位置がさらに強く、後方は完全に苦戦しました。
馬番区分|外が最も高く、中はやや低調
馬番区分は外がやや目立ちました。外は34頭で馬券圏内率35.3%、中は36頭で22.2%、内は34頭で29.4%でした。良馬場の過去基準と比べると、外は30.6%から35.3%へ上振れし、中は34.7%から22.2%へ下振れしています。
| 分類 | 出走数 | 勝利数 | 馬券圏内数 | 馬券圏内率 | 全馬平均人気補正 |
|---|---|---|---|---|---|
| 外 | 34 | 3 | 12 | 35.3% | 0.353 |
| 内 | 34 | 4 | 10 | 29.4% | -0.235 |
| 中 | 36 | 3 | 8 | 22.2% | -0.111 |
馬番だけで強く断定できるほどの差ではありませんが、中が過去基準を下回った一方で、外は当日水準がやや良く出ています。
人気補正|人気以上の好走は前めの位置が中心
人気補正上位の馬券圏内馬を見ると、人気以上に走った馬の多くが前めの位置か、道中で位置を保てた馬でした。特に2Rのアドバンスモダンは7人気1着で人気補正+6、11Rのゴーゴーバースデイは8人気2着で+6でした。ほかにも、逃げ位置での好走や前方維持・位置維持の例が並んでいます。
| レース | 馬番 | 馬名 | 人気 | 着順 | 人気補正 | 馬番区分 | 4角位置 | 動き |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2R | 12 | アドバンスモダン | 7 | 1 | 6 | 外 | 逃げ位置 | 位置維持 |
| 11R | 8 | ゴーゴーバースデイ | 8 | 2 | 6 | 外 | 前方 | 前方維持 |
| 1R | 1 | ヴィペチカ | 6 | 3 | 3 | 内 | 中団 | 位置維持 |
| 6R | 1 | ヒロノラファール | 3 | 1 | 2 | 内 | 前方 | 位置維持 |
| 7R | 5 | ケイツーキップ | 3 | 1 | 2 | 中 | 逃げ位置 | 逃げ維持 |
人気補正の上位馬に血統や荒れ方の共通項は見えませんが、少なくともこの日は「人気以上の走り」が前で運べた馬に寄りやすい内容でした。
当日の馬場傾向まとめ
- 道中変化では逃げ維持が7頭全て馬券圏内、位置取り悪化は15頭で馬券圏内ゼロ。
- 4角位置でも逃げ位置が94.4%、後方は36頭で馬券圏内ゼロだった。
- 馬番区分は外が35.3%で最も高く、中は22.2%とやや低調だった。
- 荒れ具合は順当寄りで、三連単10万円以上は1Rだけだった。
当日の笠松は、良馬場らしく前で運べる馬が強かった一日です。特に逃げ維持と4角逃げ位置の強さが重なり、後方や位置取り悪化はかなり厳しい結果になりました。大きく荒れた開催ではありませんが、人気補正上位の好走も前めの位置に集まり、この日の特徴ははっきりしていました。
当サイトの馬場傾向分析で使用している指標や集計条件については、馬場傾向分析の集計方法・指標の定義で詳しく解説しています。
