この日の名古屋は、道中変化の「逃げ維持」が最もはっきりした特徴でした。5頭すべてが馬券圏内に入り、馬券圏内率は100.0%。過去基準の69.7%を上回り、当日は逃げを保てた馬が非常に目立ちました。
道中変化|逃げ維持100.0%、位置取り悪化は22頭で馬券圏内ゼロ
道中変化では、逃げ維持が5頭・馬券圏内率100.0%、前方維持が18頭・50.0%、押し上げが23頭・56.5%でした。いずれも一定の安定感はありますが、特に逃げ維持が抜けています。
対照的だったのが位置取り悪化で、22頭いて馬券圏内は0頭でした。当日の22頭・0.0%に対し、過去基準は131頭・3.1%です。数字の上では、この分類だけが明確に外れた形です。
| 道中変化 | 出走数 | 勝利数 | 馬券圏内数 | 馬券圏内率 | 全馬平均人気補正 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ維持 | 5 | 4 | 5 | 100.0% | 1.4 |
| 前方維持 | 18 | 3 | 9 | 50.0% | 1.222 |
| 押し上げ | 23 | 2 | 13 | 56.5% | 1.087 |
| 位置維持 | 70 | 3 | 9 | 12.9% | -0.114 |
| 位置取り悪化 | 22 | 0 | 0 | 0.0% | -2.091 |
人気補正でも、上位に入った馬の動きはこの傾向と重なりました。人気補正+4以上の馬券圏内馬は4頭で、そのうち3頭が押し上げでした。前に進めた馬の好走が、人気面でも拾われています。
4角位置|逃げ位置100.0%、後方は47頭で2.1%
4角位置では、逃げ位置が12頭で馬券圏内率100.0%、前方が32頭で50.0%でした。4角で前にいた馬の安定感は高く、特に逃げ位置は全頭が馬券圏内です。
一方で、中団は47頭で14.9%、後方は47頭で2.1%にとどまりました。後方は当日だけでなく、過去基準の1.4%と比べても大きく上回っていますが、それでも絶対値としてはかなり低い水準です。
| 4角位置 | 出走数 | 勝利数 | 馬券圏内数 | 馬券圏内率 | 全馬平均人気補正 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ位置 | 12 | 9 | 12 | 100.0% | 1.0 |
| 前方 | 32 | 3 | 16 | 50.0% | 0.938 |
| 中団 | 47 | 0 | 7 | 14.9% | 0.021 |
| 後方 | 47 | 0 | 1 | 2.1% | -0.915 |
4角位置と道中変化は別の指標ですが、この日は両方で「前を保てた馬」が強く出ました。特に、4角逃げ位置と道中の逃げ維持がそろって高く、逆に後方と位置取り悪化はどちらも厳しい数字でした。
馬番区分|外がやや優勢、内は馬券圏内率23.4%
馬番区分では、外が47頭で馬券圏内率27.7%、中が44頭で27.3%、内が47頭で23.4%でした。大きな差ではありませんが、当日は外と中が内を上回っています。
過去基準と比べると、内は当日23.4%・過去基準24.7%、外は当日27.7%・過去基準29.0%、中は当日27.3%・過去基準23.0%でした。中は当日がやや上回り、内と外は基準に近い水準です。
| 馬番区分 | 出走数 | 勝利数 | 馬券圏内数 | 馬券圏内率 | 全馬平均人気補正 |
|---|---|---|---|---|---|
| 内 | 47 | 5 | 11 | 23.4% | 0.404 |
| 中 | 44 | 3 | 12 | 27.3% | 0.205 |
| 外 | 47 | 4 | 13 | 27.7% | -0.596 |
荒れ具合|三連単10万円以上は2R、全体はやや順当寄り
荒れ具合は、やや順当7R、中波乱4R、波乱1Rでした。極端に荒れた日ではなく、全体としてはやや順当寄りです。
ただし、三連単10万円以上は2Rあり、9Rは118,640円、11Rは104,680円でした。全体は落ち着きながらも、ところどころで配当が跳ねた開催でした。
人気補正が大きかった馬券圏内馬
人気補正上位の馬券圏内馬を見ると、押し上げと前方維持が目立ちます。9Rのワンハートは10番人気1着で人気補正+9、6Rのケノファニースは8番人気2着で+6でした。
- 9R ワンハート:10番人気1着、人気補正+9、4角位置は前方、動きは前方維持
- 6R ケノファニース:8番人気2着、人気補正+6、4角位置は前方、動きは押し上げ
- 7R ニシキビブラビブレ:9番人気3着、人気補正+6、4角位置は後方、動きは押し上げ
- 10R エイシンマクルーベ:7番人気3着、人気補正+4、4角位置は中団、動きは押し上げ
人気以上に走った馬の中では、押し上げが複数頭に見られました。人気面でも、この日の強い動きと重なる場面がありました。
当日の馬場傾向まとめ
- 道中変化では逃げ維持が5頭すべて馬券圏内で、位置取り悪化は22頭で馬券圏内ゼロ。
- 4角位置でも逃げ位置が12頭すべて馬券圏内、後方は47頭で2.1%にとどまった。
- 馬番区分は外と中が内をやや上回ったが、差は大きくない。
- 全体の荒れ具合はやや順当寄りで、目立つ波乱は限定的だった。
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